船外機整備の備忘録

こんな季節なのに、

時化まくって、ひらまさ釣りに行けません。

これで、うまく繁殖してくれて、

来年倍釣れるなら良いけど、

そうはいかんだろうし・・・・

そこで、

今のうちに少し船外機のメンテを・・

カウルはニッサンですが、ホンダの「BF135A」ちゃん。

実は先日からすこ~し機嫌が悪く、

半年ほど前に、プロのお世話になりました。

車やバイクに関しては、すこしだけ知識が有るのですが、

この時はお手上げ・・

症状は、

①アイドリングが低い(SBTさんに首振りよ~バイとご指摘(笑))

②前進・後進に入れた時によくエンジンが止まる

③回転の上がりが重たい感じ

④しまいにはセルモータの回りまで重たくなった。

色々と考えましたが、

メインシャフトが怪しいな・・とまでは思いつくも、

お手上げ。

しかしプロの手にかかると、

ささっと答えを出し、

「メインシャフトの中間ブッシュが邪魔をしているっぽいので除去してしまいます」

との事。

さすがプロ! イッキに症状は改善し、

だいぶん調子良くなり③と④の症状は、

完全に改善されました。

しかし、

①アイドリングが低い(SBTさんにまだ首振りよーやんね(笑)とご指摘)
しかし、前回までとは違い、暖気を終えるとアイドリングが低いに症状変化!
  
②前進・後進に入れた時によくエンジンが止まる(ブッシュを取ったことで以前よりは多少改善)

以上2項目が未改善。

自動車とバイクの知識しかない私は、

こりゃ~スロットルボディだなと判断。

ボディを外して、清掃。

EACVバルブも外して清掃。

スロットルアジャストスクリューも外して清掃。

これで、②の症状のみ少し改善。

気休めにプラグの交換。

①番

②番

③番

④番

明らかにバラつきが有ります。

でも、これで改善される訳もなく、

もう一度プロに相談すると、

「サーモスタット替えてます?」と・・・

いえ。変えてませんが・・・

「オーバークールじゃないですか?」と・・・

オーバークール?

海水で直接冷却しているので、

サーモが開いたまま固着しているかも知れないということは理解できる。

オーバークールがアイドリング不良を起こすのも原理的には理解できる。

でも、「暖気終了後」、アイドリングが安定しなくなるということは、

キャブじゃなくて「EFI」である以上、

誰かが(どこかのセンサ)が、暖気が終了したよ!と言ってるのでは?

普通、オーバークールでも、自動車的に考えれば、暖気を終了させずに、

アイドリングを落とさず、上げよーとするのでは?

と、

いらん知識が邪魔をするのですが、

ここは、海のプロ言うとおりに、

サーモを交換することに。

やけに交換しやすいところに有ります。

メーカーの「海上係留は半年に一回交換」も、

伊達ではないほどやりやすいです。

あけてみると、案の定ヒラキっパな固着ですが、

WWW 思っていた以上に、

激しく固着(笑)

熱湯をかけて「こさいで」(笑)

上のカバーは、鍋で煮て塩を抜きました(笑)

ヘッド側(開き始め48℃で、60℃全開)

ブロック側(開き始め58℃で、70℃全開)

と、自動車ではありえないほど低いです。

LLCで冷却せず、海水直で冷やすからでしょう。

でも、これで治るのかな~と、

半信半疑でエンジンを始動すると・・・

はい!完了!!

今までの悩みが嘘のように、

たったのサーモスタットで、絶好調になりました!!

ん~

もう一度書きますけど、

暖気が終了したら、調子が悪くなっていたんです。

どのセンサーが暖気の終了をECUに伝えてたのでしょう?

もしかして、水温では無く、

水圧や水流でサーモが開いたことを感知してたのならわかるけど・・・

確かに、サービスマニュアルを見ると、

「水温センサ」というものは無く、

「エンジン温度センサ」と言うものが、

4つ?ほど有ります。

やっぱ車とはあちこち違うようです。

ま~調子良くなったんでもういっか(笑)

最後に、

カウルのシールが切れて、

エンジン内に塩が少し入ってきてたので、

新品に交換です!

やっとのやっとで!

エンジンも絶好調!!

もう!どこでまでも行きますばい!!

って気合は十分ですが・・

海が来るなと言うとります・・・・

くそ~

この分では18日だけが凪になりそーだけど、

仕事もせねばなるまい・・・

 

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